電気工事対応ヘルメットを選びましょう。
電気工事の現場で着用するヘルメットは、
電気工事対応ヘルメットでなければなりません。
一般作業用と見た目は、さほど変わりませんが、
電気工事では、電気室やキューピクルといった、
高圧受電設備での作業で、通気孔から頭部に電気が流れる可能性があり、
通気孔が命取りになりかねないので、
電気工事対応ヘルメットに通気孔は、ありません。
それでも、高圧受電設備や通電状態での作業現場以外の建築現場での電気工事では、
そんな心配もないので、一般作業用のヘルメットでも問題ありません。
梅雨時や夏場の暑い現場では、頭部に熱が籠ってしまうので、
小さな通気孔があるだけでも、多少蒸れがマシになるような気がするので、
一般作業用の通気孔のあるものを使ってる人も多いようです。
かく言う私もその一人で、
通常の配線工事の現場等では、一般作業用ヘルメットを使い、
高圧受電設備や既存の建物の改修作業等では、電気工事対応ヘルメットを使ってますが、
正直、それほど大きく頭の蒸れが解消されているという印象はないので、
使い分けるほどの効果は、期待しないほうがいいです。
ヘルメットを二つ持っておく、費用対効果を考えたら、
かなり疑問が残りますので、お薦めはしません。
にしても、電気工事士としては電気工事対応のヘルメットを選択すべきなので、
幾つか違うタイプのヘルメットを紹介するので、
気に入ったデザインのヘルメットを選んで、
大事な頭部をしっかり守ってください。
ミドリ安全(Midori)
ミドリ安全(Midori)のシールド面付きヘルメットの中でも保護力に優れたヘルメットです。
顔全体を覆うシールド面なので、DLの開口のような作業でも、
眼に埃が入らないし、ディスクグラインダーを使うときも、
眼に鉄粉が入らないので安心して作業できるので、気に入ってます。
もちろん電気工事対応のヘルメットだし、お薦めです。
電気用ヘルメット
クリアバイザータイプ
電気工事では、上を見る作業が多いので、クリアバイザーは便利だし、
カラーも豊富で個性を活かせるのでお薦めです。
何より実用的だしね。😄
MPタイプ ヘルメット
終戦後を描いたドラマで進駐軍のMPが被ってるタイプなので、
そのままMPタイプとなってるようで、
定番中の定番ヘルメットという事で、根強い人気があるようです。
ここまで紹介したヘルメットは全て電気対応ヘルメットで、
電気工事の現場でも安心して使えるものばかりなので、
後は、気に入ったタイプや、機能面を考慮して選ぶだけです。
紹介したものは、全て豊富なカラーバリエーションが用意されてるので。
気に入った色のヘルメットで、少しでも気分を上げて、作業したいものです。
電気対応じゃないヘルメットも少し紹介しときましょうかね。
シールド面付きヘルメット
通気孔が沢山あるけど、さほど涼しくないし、
付いてるシールド面も小さいので、
顔全体を覆うことはできません。
このほかに、最近じゃ自転車用や防災用の折りたたみヘルメットなんかもあるけど、
現場で使うもんじゃないので、今回は紹介しませんでした。
探せば、いくらでも出てくるので、探すのもそんなに難しくないと思うので、
必要なら、各ショップで検索してください。