エアコンの取付工事にはガス漏れのリスクは付き物です。
ですから、取付工事の最後に真空作業を行い、冷媒管内の空気を抜くのと同時に接続不良などがないか真空状態を見て確認しますよね。
普通なら、室外機内部に包入されている冷媒ガスを送って、試運転をして終わりですが、より確実にガス漏れを検査するためにはリークテスタ(ガス漏れ検知器)を使うといいでしょう。
冷媒ガスを送った状態で、室外機、室内機の接続部分などからのガス漏れがないか、リークテスタを使って確認しておけば、仮に設置後にエアコンが効かなくなったとしても、原因の究明が容易にできるようになりますからね。
エアコンの冷媒ガスが抜ける原因として多いのが、室外機を動かすことによる、接続部分の密着度の低下が上げられます。
これは、お客様や他の業者などが動かすことがあり、そのときに余分な力が接続部分に加わることで、ガス漏れが発生するケースです。
このような場合でも取付時にリークテスタを使って確認しておけば、設置不良などのクレームには繋がらず、責任の所在を明確にすることができます。
このように、自社の設置工事に対しての正確さの立証にもなりますので、新規のエアコン取付の際にも確認作業されることをおすすめしておきます。
新規のエアコンではなく、そのほかのエアコンの点検の際にはガス漏れ箇所を特定し、不良箇所を改修してから冷媒ガスの補充を行わなくてはならないので、リークテスタは必須の検査機器となります。
最終的にはチャージングスケールを使って、冷媒ガスを補充するのですが、まず最初に少量の冷媒ガスを補充し、リークテスタを使ってガス漏れ箇所を特定し、仮にフレア接続部分だったら、フレア加工をやり直して真空作業を行い、その後冷媒ガスを補充して完成となります。
確実にガス漏れ箇所を特定しなくては何度ガス補充を行っても意味がありませんし、
同じような症状が度々発生することで、自社への信頼も失ってしまうことになり、その後の受注は望めなくなるでしょう。
このようなことにならないためにもリークテスタを使って確実な作業をすることは、とても大切なことだと思いませんか?
ですから、みなさんにもリークテスタを持っていただいて、確実な作業を心掛けていただきたいと思います。
タスコ(TASCO)リークディテクター
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ガス漏れ検知器は検知部分がフレキシブルであることが大切です。
検知する箇所は接続部分だけでなく、機械内部にも及びますから、そのときに検知部分が長くフレキシブルなほうが、より深部まで調査することができるので、機械内のトラブルも発見できます。
そうすることで、メーカーへの修理依頼もスムーズに行え、尚且つ的確に不具合箇所を伝えることができるので、修理時間の短縮も期待できます。
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タスコ(TASCO) |
タスコ(TASCO) |
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フソー(FUSO) |
アサダ(ASADA) |
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ここで紹介しているガス漏れ検知器は国内でも有名なメーカー品ですから、安心して使用することができますし、センサー部分の部品供給もしっかりしているので、常に正確なガス漏れ検知が行えるものです。
ネット上では、並行輸入品などの、怪しげな製品が出回っているようですが私はおすすめしません。
そんなので、十分だという方はサーチボックスに、
『ガス漏れ検知器』 や 『リークテスタ』などのキーワードを打込んで、
自分で調べてください。
値段を見ると大丈夫か?と思いますよ。
エアコン取付作業の基本的な作業手順を知りたい方は下記サイトが参考になると思います。