ガストーチ 冷媒管の溶接時に銅管を熱するのに使います。
エアコンの冷媒管を溶接時に銅管を熱するのに使うのがガストーチやアセチレン溶接機です。
ガストーチは溶接個所が少なく普段エアコン工事が多くなく、たまにしか使わない私のところのような場合に多く使われるもので、
それに比べてアセチレン溶接機を使うのはビルや大型施設等の空調設備を扱う空調専門業者使うことが多い溶接機で、
アセチレンと酸素を使うので、危険物取扱関連の資格が必要で、厳格な国家試験に合格する必要があります。
それに引き換えガストーチの場合は簡単な講習程度を受講するだけで修了証が交付されるので、とっても簡単に取り扱うことができるメリットがある。
しかしその分火力が弱く最高到達温度も2.100℃くらいなので、若干銀ロウの溶けが悪く、溶接が難しいというリスクがあります。
どちらにしても溶接にはある程度の熟練が必要で、道具が揃ったからといって一朝一夕にできるものではないので、
先輩に教えを乞うて、ポイントを教えてもらいつつ練習を重ねる必要があるでしょう。
最近は手軽な着火用具としてキャンプ等にもよく使われるようになってて、ガストーチ関連の検索で私のサイト何かからも全然関係のない人が買ってるのが確認出来たりするし、料理関連の方もよく使うようになってるよな。
簡単に薪に火を着火できたり、料理に焦げ目をつ騙りできるので、一般の人にも重宝されるようになってるみただけど、このページの趣旨はエアコン工事の中での冷媒管溶接に使いための物なので、その目線で適切なものを選んでもらいたいものです。
タスコ(TASCO) トーチキット
簡易的とはいえロウ付溶接にはこれくらいは持っておきたいものです。
これはボンベ一体型じゃないので取り廻しが良く、ロウ付が楽なんだけど、
若干到達温度が低いので炙る時間が長くなるのがちょっと気になるけど、問題ないレベルです。
別売火口
冷媒管の溶接部分を炙るのにはむいてるけど、銀ロウを溶かす時にはちょっと不向きかも。
これも使い方次第なので一概には言えないけど。
タスコのマッププロはネット販売の数がドンドン少なくなってるようだけど、それも仕方ないのような気もする。
なぜなら、あまりにも専門的なものだし、あまり売れるもんじゃないから、ショップとして在庫を抱えてまで販売しても儲けになりにくいから、ドンドン撤退してるんだと思う。
でも、必要なものなので取引のある電材卸会社に注文すれば、取り寄せてくれるはずです。
ガストーチ
交換用ガスボンベ
簡易溶接でよく見かけるタイプのガストーチですが、このところの物価高騰に呼応するように急激に高くなった気がするので、気楽に使えるものじゃ無くなりつつあるような気がするのは私だけだろうか。
銀ロウ溶接棒等
冷媒管だけでなく、設備関連の給湯管等の銅管を溶接するのに必要なので紹介しときました。
こんなの近くのホームセンターや金物屋に行けば簡単に手に入るので、紹介なんて必要なかったかもしれないと思いつつ書いてしまいました。
アセチレンミニ溶接機
電気工事が本業の私なんかには必要ないけど、ひょっとしたら必要な人がいるんじゃないと思って掲載したけど、やっぱり必要なかったかな。
ここまでに紹介したガストーチや小型溶接機なんかは全て火を使うので、火災への備えも必要だし、作業中の酸欠にも注意が必要なので、万全の備えとしっかり資格講習や危険物取扱などの関連資格を取得してから作業しなくてはならないのは言うまでもないところです。
そんなリスクを回避できる接続部材もあるので簡単に紹介しときます。
タスコ(TASCO) 冷媒銅管用ワンタッチ継手
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このほかにフレアユニオンもあるけど、作業性の良さから言えば、冷媒銅管用ワンタッチ継手が一番良いのは間違いないんだけど、継手自体の値段が若干高いので、コスト的に見合うかがカギになるんだけど、作業の手間やガス漏れのリスクなんかを総合的に考えたら、使うのもありなんじゃないかと思うけどな。
さてどう判断しますか?