フルハーネス型安全帯でより安全に作業しましょう。
私たちが電気工事を行う建築現場をはじめ、高所作業を伴う作業をする業種全てが、
フルハーネス型安全帯の着用が義務化されてから久しいですが、
自分の命を守る装備なので、身体にフィットした安全性の高いものを選ぶべきだです。
かつては、胴ベルトのD環に取付けて使う一本吊りを使っていましたが、
2022年1月 2日付で、労働安全衛生法の改正令が施行され、
「フルハーネス型安全帯使用の義務化」がスタートしました。
フルハーネス安全帯義務化のスタート当初は、まだ準備していない者もいて、
朝礼時に指摘を受けるものもいました。
当然、現場サイドとしては、法令が施行されたのでだから、
装備していない者に関しては現場への立ち入りを禁止して、その日は作業させない措置を取るところと、
とりあえずその日は、従来の一本吊りの使用を認め、
翌日以降からは、フルハーネス型安全帯を装備させるところのように、
緩い対応を取るとことに、分かれていたように記憶してます。
でも厳密に言えば、後者は、アウトなんだけどな。
ともあれ、そうしてスタートした「フルハーネス型安全帯使用の義務化」は、今では完全に浸透して、
大手ゼネコンの現場では、着用率は100%です。
着用していなければ、現場に入れないし、作業することが出来ないんだから、
どの業者も忘れることが無いのは、当然だけどな。
フルハーネス型安全帯は二丁吊りが基本だから、仮に高所から落下したとしても、
身体はガッチリ吊下げられるので、地上まで墜落することは無く、極めて安全です。
現場で作業する私たち電気工事士を含めて、現場で作業する全ての職人に共通するのは、
大切な家族のために仕事をしているのだから、
朝家を出たときと同じように、元気な姿で家に帰るのが最も大切なことなので、
そのためにも、安全性の高いフルハーネス型安全帯を選ぶべきです。
それと、安全帯に傷が付いていたり、背中のD環等が破損していないかなど、使用前に点検することも大切で、
もし仮に、D環の破損や安全帯に傷が認められる等したときは、使用を中止して新しい物に取り換えなければならない。
それが、自身の命を守ることにつながり、ひいては家族の笑顔になると考えて、
危ないものは使わないという意識を持っておくべきです。
そのために、必要なフルハーネス安全帯とランヤードを幾つか紹介しておきますので、必要な時にご覧ください。
タジマ(tajima)新規格フルハーネス安全帯
タジマ(tajima)のフルハーネス安全帯だけど、初めて買うならランヤード付きを選ぶべきです。
だってランヤード付きなら、そのまま現場で使えるし、
ランヤードを探す手間も省けて使いやすいので、お薦めです。
どうせランヤードが無きゃ使い物にならないんだから、セットになってるほうが使い勝手がいいと思うしね。
フルハーネス安全帯やランヤードが損傷した時は、悪い物だけ買い替えればいいので、
買換えの時もこのページで簡単に探せるようにランヤードも紹介しておきます。
フルハーネス用ダブルランヤード
![]() | ハーネス用ダブルランヤード(巻取式) A1ER150-WL2
|
![]() |
タジマ(tajima)のダブルランヤードだけど、
いずれも新規格をクリヤしたものなので安心です。
よく見かけるのは、蛇腹タイプのランヤードで、巻取りのように余分なものが無い分軽いし、
何より扱い易いのが一番なので、ランヤードを探してるなら蛇腹タイプがお薦めです。
藤井電工(TSUYORON)フルハーネス安全帯
フルハーネス安全帯用ランヤード
藤井電工(TSUYORON)のフルハーネス安全帯とランヤードを紹介したけど、
フルハーネス安全帯に関しては、セットと本体だけの物を紹介してあるので、
必要に応じて、買い求めればいいし、
ランヤードは、ダブルとシングルがあるので、
作業内容と照らし合わせて、どちらか選択してください。
スリーエム(3M) フルハーネス安全帯
巻取り式ランヤード
スリーエム(3M)のフルハーネス安全帯とランヤードを紹介したけど、
他とは違って、ちょっと価格設定が高いので、一瞬迷うかもしれないけど、
それなりに、良い物ばかりなので、価格をどう判断するかは個人の感性の問題かもしれません。
タイタン(TAITAN) ランヤード
タイタン(TAITAN) のランヤードも新規格適合品なので、
安全性に関しては日本国内の規格を取得した物なので、全く問題ありません。
後は、価格と使いやすいかどうかだけど、その点にはレビューを参考してください。
バカ安!フルハーネス安全帯
本当に大丈夫か???
桁違いに安いということは、言わずと知れた中華の国から来たものなので、
商品ページにも「原産国 中国」と明記されてるので、
日本の安全基準に適合してるのか、甚だ疑わしいところがあるけど、
この値段を見たら、買う人もいるだろうな。
でも冷静に考えたら、安全かどうか分からないものに命を預けるなんて、
恐ろしくて出来ないので、私は絶対使いませんけどね。
このほかにも、会社がどこにあるかもわからず、
型番すら明記されていない類似の中華品が、これでもかってくらい出てくるけど、
一つしかない命だから、どうか冷静に判断するようにしてください。