銅管リーマー で切断面をきれいに成型する。
エアコンの冷媒管を必要な長さで切断すると、切断面に微妙なバリが出るもので、そのままフレア加工をするとバリが剥がれてフレア面に付着してフレア面に凹凸が出来てガス漏れの原因になります。
最近のエアコンに使われている【R32】や【410a】等の冷媒ガスは圧縮比が高く、かつてのR22フロンガスに比べて1.5倍以上の圧縮比で運転するので、フレア面のちょっとした荒れでもガス漏れの原因になる可能性があるので、切断面のバリ取り、成型作業が欠かせません。
今のように代替フロンと呼ばれる新冷媒になるまでは、それほど気にする必要が無かった記憶があるけど、
新冷媒になってからはフレアナットの締付もトルクレンチの使用が標準化される等、厳密なフレア接続が求められるようになったことを考えても、ガス漏れのリスクが高いことが容易に想像できるところです。
それだけに切断面のちょっとしたバリにも細心の注意を払うべきで、
銅管リーマーを使ってのバリ取り、成型が重要度を増しています。
そんな銅管リーマーにもいろんなタイプがあって、その中でも使いやすくて失敗しないものを紹介するので、
まずはお薦めの銅管リーマーをご覧ください。
クランクリーマー
ルームエアコンから小型業務用エアコン程度の取付ならこれ一つで十分だし、他のを紹介する必要なんてないんじゃないかと思うよな。
私が使い始めた頃はまだあまり知られていなかったので、使ってるところを見られると決まって
「それ楽そうやな」でした。
それから月日が流れ、今では使ってる方が多いんじゃないかと思うくらい、よく見かけるようになって、それに伴い中国製の見た目も同じようなものが、ウドのタケノコのように現れて、今じゃ本家を探す方が難しく感じるくらいになってしまっている。
これもこれで、日本企業を圧迫し続けてるので、模倣品に関しては何らかの規制を掛けるべきだと思うけどな。
それでもバリ取りくらいなら安いにこしたことはないという考え方もあるので、バカ安品も紹介します。
模倣クランクリーマ―
あまりにも模倣があからさま過ぎて紹介するのが虚しくなるので、他は紹介しません。
色も形もそのままで平気で売ってる神経を疑いたくなるよな。
って紹介してる私も同罪か 🤨
パイプリーマー
仕上げヤスリ
リーマーを紹介したけど、改めてクランクリーマ―を見直して、あまりにも酷い模倣品の嵐を目の当たりにして、日本は中国の模倣品の廃棄場所になってるような気がして悲しい感情が湧く。
それでも売れてしまうのは請負金額が物価高騰に全く追いついていないので、儲けがじり貧になってるのが関係してるんじゃないかと思えてきます。
なんとかして欲しいよな・・・