三相険相器 で正しい接続を確認するのを習慣付けましょう。
電気工事で三相動力機器を繋ぐとき正相接続か逆相になっていないかを調べるのに使うのが三相険相器ですが、多くの動力機器は逆相で繋いでも運転するので、しっかり確認しておかないと機器の持ってる能力が発揮されず、最悪の場合機器不良の原因になることも考えられるので、動力接続時には必ず接続相を確認するよう習慣付けておきましょう。
機器接続を行うのは現場引き渡しの差し迫った時期なので、忙しさにかまけて、正相、逆相の確認が疎かになりがちだけど、ちょっとした手間を惜しんだばっかりに、全ての接続の再確認を求められることも過去にはあったようです。
これでは、忙しさにかまけて確認を怠った時の何倍も手間も時間も掛かってしまうので、まさに本末転倒です。
その場で、三相険相器でちょっと確認しておけば、何の問題も無かった話だから、どう考えても無駄以外の何ものでもない。
どんなに忙しくても、接続作業の最終チェックとして接続相の確認は必要だし、そのためには三相険相器が必要不可欠なので、使いやすい険相器を持っておくことが、電気工事の可否を左右すると言っても過言ではないので、出来れば非接触型の三相険相器を持っておくことをお薦めします。
日置電機(HIOKI) 三相険相器
今はPD3129-10を主に使ってるけど、それまでは直接接触型を使っててかなり不便を感じて、
狭い配電盤等で指針を落としたりすると、主幹銅バーなんかに接触して短絡の危険があるし、検査時の写真撮影も誰かに撮ってもらわないといけないので買換えました。
因みにPD3129は細いケーブルの険相に適した機種で、両方持っておくことをお薦めします。
この二台はケーブルをクリップで挟むだけなので、簡単で安全なので険相作業も短時間で終わることができるようになって、最終検査も億劫じゃなくなったよな。
電圧計付デジタル険相器
険相と同時に電圧も測定できるので、供給電圧の確認作業が無くなるので、作業的にも楽だし、
ケーブルを挟むだけなので、安全かつスピーディーに作業することができる上、
アダプターを取付けることで少し離れた場所で、測定経過を確認できるので、使い勝手はいいんだろうな。
その分お値段もいい値してますけどね。
共立電気計器(KYORITSU)三相検相器
少ないけどここまでが紛れもなく日本の国内メーカーです。
最近は、この手のものも中国製が浸食してて、安物のほとんどが中国製で中には形から性能まで国内メーカー品と同じ説明がされてるのまであって、今でもコピーを平然と造り続けてる国なんだなと改めて感じますね。
┐( ̄。 ̄)┌ ヤレヤレ
EITAI検相器
しっかり調べたけど、会社の所在地等の情報を確認することはできませんでした。
中国企業の多くがこれと同じように所在地不明のところがほとんどで、いくら調べてもその実態は明らかにすることが出来ないのが常套手段で、売るだけ売って不具合が出るころには姿を消しているというケースが多くて、その多くが別の企業名を名乗って、同じ商品を売ってたりするのをこれまでも見てきました。
少し前までは、互換バッテリーがそうだったので、不良品を掴まされた人も少なくないと思うし、粗悪品とはいえ、Liバッテリーだから、簡単に廃棄も出来ず、処分費を払って処分することになって、
「上下損した。」なんて話を聞いたこともあります。
今紹介してるものがそうでないことを祈るばかりなので、決してお薦めはしないので、
もし使うんだったら、自己責任でお願いします。