電気工事だけでなく今では現場で作業するすべての業者に必要となった簡易漏電遮断器(ビリビリガード)や関連製品を紹介しています。
大手ゼネコンの仕事をされてる方ならご存知のように、最近では電動工具使用の際にはビリビリガードに代表されるような簡易漏電遮断器の使用が義務付けられています。
逆に言えば、簡易漏電遮断器を持ってなければ現場内で電動工具を使えないことになり、仕事ができないことになってしまいますので、どの業者も忘れないように現場持込用の工具箱や電工バケツなどに常に入れてると思います。
かつてはこんなものは使わなかったのですが、電動工具の調子が悪く漏電してるときに仮設電源が遮断されて作業が中断することがありました。
仮に仮設電源が遮断されると、電源ボックスまで行って復旧させなくてはならず無駄な時間を要していたものです。
しかし、ビリビリガードなどの簡易漏電遮断器を使ってれば仮設電源の遮断は起こらず、簡易漏電遮断器で電源が遮断されるので、ほかの業者に迷惑を掛けることもありません。
また作業者を漏電事故から守るためにも有効で、危険な状況を回避することができるようになり、不用意な感電事故は少なくなったと思います。
このように作業環境をよくするためにも、ビリビリガードなどの簡易漏電遮断器を使用するようにしてください。
ここまでは、建築中の現場の話でしたが、居住中のマンションなどでの工事でも漏電や容量オーバーによる電源の遮断を防ぐため、簡易漏電遮断器を使うようにするといいと思いますよ。
仮に廊下などの共用電源を使って作業してるときに、電源の遮断が発生すればほかの部分の電源も遮断される可能性があり、思わぬトラブルを引き起こす一因ともなりかねないので注意が必要ですから、そのようなことにならないように簡易漏電遮断器を使うべきだと考えます。
簡易漏電遮断器を使う意味をご理解いただいたところで早速どんなものがあるのかご覧ください。
ハタヤ(HATAYA) 屋外用地絡保護専用型
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私はハタヤのこのタイプを使っています。
手元に漏電ブレーカーが装着されてるので、電源遮断時の復旧も素早く行えるのでとても便利です。
漏電遮断器に関しても一般的なものと変らないので安心ですし、定格容量も15Aなので容量オーバーの心配も無く電動工具を使うことができます。
ビリビリガードより1ランク上の安心ですね。^^
続けて、ハタヤ(HATAYA)のほかのものもご紹介しておきますので、みなさんの仕事内容に適したものをお選びください。
HATAYA |
HATAYA |
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10mの延長コードタイプと30mのドラムタイプですが、どちらも現場で作業してるとよく見かけるものですが、いずれも漏電遮断器付きなので、安心です。
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次はそのビリビリガードをご紹介したいと思います。
テンパール工業 |
テンパール工業 |
テンパール工業 |
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テンパール工業のビリビリガードがこれですが、すでに現場でよく使われてるものなので目にしたことがあるでしょう。
私も使ってたことがありますが、本体背面下部に二本の突起があって、延長用ドラムなどでの使用のときに邪魔になります。
この突起は埋込コンセントで使用するときのためのもので、突起があることで差込が傾かないようにしていますので、不用意に切断したりすると埋込コンセント使用時にコンセント側接点に不要な負荷を掛けてしまい、コンセントがあまくなってしまうおそれがあるので注意してください。
日動工業 |
日動工業 |
日動工業 |
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日動工業で私が使ってるものやテンパール工業のビリビリガードに似たものを紹介しました。
いずれも性能的には同じようなものですし、使い勝手もさほど変るものではないと考えられます。
ここで紹介したものはすべて現場対応型のものばかりですから、届いたその日から現場で活用してください。