作業性抜群の高速切断機
電気工事でも金属関連の部材を多く使うけど、
小規模の現場で加工数も少ないのなら、バンドソーを使ったり、数本ならディスクグラインダーを使って切断しても、たいした時間のロスにもならないだろうけど、
大規模な商業施設や工場での電気工事となると、その数量もかなりのものになるので、チマチマやってたんじゃ、いくら時間があっても足りなくなるので、高速でまとめて切断できる高速切断機は、頼りになる存在です。
建築現場内で、よく使ってるのは、軽天屋で、
軽天工事をやってる現場では、容赦なく大きな音をたてて、MバーやCチャン、そして寸切りボルトをまとめて切断してる光景をよく見かけます。
電気工事ではそこまでじゃないにしろ、そこそこの数を切断しなくてはならない状況もあるので、一台あると便利なことは間違いありません。
只、高速切断機を使うと、かなりキツイ切断音がするので、使うときには、耳栓やイヤーマフ等の対策が必要だし、もちろん保護メガネやフェイスガードは、必須なので併せて用意する必要がある。
それに加えて、切断時の火花で付近の物を汚したり傷つけたりすることも考えられるし、
最悪、燃えやすいものが有ったら、火災の危険も考えておかなくてはならないので、防火シートも用意しておく必要があるでしょう。
電気関連の金属加工といえば、まず金属管と配管の支持金具を加工するための切断だし、
このほかに請負方にもよるけど、自立盤の固定金具の加工、それにひょっとするとエアコンの室外機セット用の架台を制作しなくてはならないことも考えられるので、高速切断機は、必要な切断工具だと考えています。
こんな金属関連の部材を切断するのに使うのが今回紹介する高速切断機です。
これまでにもバンドソーやパワーカッター等の切断工具を紹介してきたけど、
永年現場で愛用されているのが、高速切断機なので今でも多くの業者が使ってるものです
ただ、高速切断機を使っての金属切断では、切断時に火花が飛ぶので、火気の使用が制限されている現場では
使用できないので注意してください。
多少の制限がかかることもあるけど、その作業性は抜群で金属の切断に掛かる時間は、バンドソーやパワーカッターに比べて格段の差があるし、
しかも、ほかの切断工具に比べて、価格面でも優れてるので、必要な方はご覧ください。
ハイコーキ(HiKOKI)高速切断機
ハイコーキ(HiKOKI)の高速切断機だけど、
価格だけを見れば、お薦めなんけど、価格を抑えるのと軽量化のために少しチャチな作りになってるように感じる。
これは、ハイコーキ(HiKOKI)に限ったことじゃなくて、他社にも言えることなので、時代の流れだと受け止めるしかないのかもしれませんが、安全性が担保されているのなら、許容範囲・・・かな。
(ー_ー;)。o O
マキタ(makita)切断機
マキタ(makita)の切断機も、そこそこ人気ですが、価格とこれまでの信頼性の観点から、ハイコーキ(HiKOKI)に軍配が上がるでしょうね。
最近マキタ(makita)は、バッテリー式切断機を販売してるようだけど、切断機の用途を考えると、バッテリー式では、作業時間的なことも問題になるだろうし、レビューを見る限り、本体重量がかなりあるようで、持ち運びに難があることが推察されるけど、個人的にはそんなにビックリするほどではないんじゃないかと思っていて、おそらく片手で持ち運べる程度かと思います。
と書いたものの、実際に持ったわけじゃないので、参考になるかどうか分からないので、もし購入を考えるなら、自身で判断するようにしてください。
レヂトン(Resiton)と新ダイワ(Shindaiwa)
レヂトン(Resiton)と新ダイワ(Shindaiwa)の高速切断機を紹介したけど、
レヂトン(Resiton)は、言わずと知れた“金の卵”で知られている、切断砥石を作ってるメーカーから販売されてるものだけど、おそらくどこかのOEM製品なのだろうが、単純な構造だけに十分な安全性と切断能力を有してるでしょう。
一方の新ダイワ(Shindaiwa)は、この手の工具の老舗メーカーなので、おそらく知ってるでしょう。
高速切断機は、軽天屋がよく使ってるのを見掛けるし、私の知ってる軽天屋も新ダイワ(Shindaiwa)の高速切断機を使ってます。
切断砥石
いつもレヂトン(Resiton)の切断砥石を使ってます。
一番有名で、探しやすいというのがその理由で、
いつも10枚セットを注文して、無くなる前に追加注文するようにしています。
仮にすぐに使わないにしても、生ものじゃないので腐ることもありませんからね。
ちなみにディスクグラインダー用には、金の卵の105mmを使ってます。

火花飛散防止・防火シート
飛び散る火花から付近のものを守るためにも必要なので、
どちらか持っておくべきだと思うけど、
しいて言えば、電気工事の切断作業には、
アイガー(EIGER TOOL)の切断機安全カバーの方がいいでしょう。
理想としては、両方用意しておくべきです。
保護具
この二つを用意して高速切断機と一緒に置いてます。
顔と眼は、トラスコ(TRUSCO)の直かぶり型防災面で保護して、
騒音による耳へのダメージ軽減には高儀(Takagi)のイヤーマフを使うと完ぺきです。
ここまでしておけば、眼も耳も守れて、安全対策もほぼ完ぺきでしょう。