配線チェッカー を使って正確に配線ルートを確認しょう。
電気工事の中で既存の建物での改修工事の際、不用なケーブルを特定したり、断線が疑われるルートのどこで断線してるのかを正確に知るのに役立つのが配線チェッカーです。
最近は古い建物をリノベして新たに使うところも増えて、それに伴う電気設備の更新や内部設備の改修等既存の配線を扱うことも増えたと感じます。
そこで問題なのが、必要な配線と不用なケーブルの見極めです。
不用なケーブルを放置してもOKなら新たにルートを確保すればいいので、何の問題にもならないけど、不用なケーブルを撤去するよう求められることもあるので、必要なものと不用なものの見極めが大切になります。
仮に必要なケーブルを撤去したり途中で切断して、そのまま電気工事を進めれば、後々大変なことになるのは容易に想像できるでしょう。
これは実話なのですが、以前管内の電力会社の営業所の改修工事を請け負っている会社から応援要請があったので、行ったときのことですが、その会社の従業員の一人が活線ケーブルを切断して、そのまま放置したことがあり、後で電源の供給が止まってることを電力会社の本社から連絡され、営業所の改修工事担当者が現場監督に問い合わせて、活線ケーブルを切断したことが発覚し、その電源は地域の電力供給状況を本社に送信するための設備の電源だったことから、大問題となり、その後数日間、工事はSTOPしてしまい、電気工事の元請けが謝罪し原状回復の後、誓約書を書いて提出して問題の作業員は現場への出入が禁止され、その後見掛けることが無くなりました。
これは大問題に発展した事例だけど、ここまでに至らないまでも切断してはならないケーブルを切断したことがある人もいるんじゃないかと推察します。
ただ、その場合でもすぐに復旧して事無きを得られる場合も少なくないので、大事にいたっていないだけで、全くないとは言い切れないんじゃないでしょうか。
これも確認不足から起こる事例で、撤去する前に確認すれば起こらなかったことなので、撤去前の確認に配線チェッカーを使って、必要な回路と不用な回路を特定しておくことが大切なので、出来ればトーンプローブ配線チェッカーを用意しておくべきだと思うので、配線チェッカーを幾つか紹介しておきますので、ご覧ください。
トーンプローブ 配線チェッカー
元々グリーンリー(GREENLEE)という会社名で販売されていたんだけど、会社ごと買収されたのか、会社を売却したのかは知らないけど、「TEMPO COMMUNICATIONS」と会社名に変更になったようです。
会社名が変わっても製品は同じだし、使い勝手の良さもそのままなので、何の心配もありません。
因みに日本語マニュアル付きもあるので、リンクだけ紹介しておきます。
TEMPO 701K-G Tone And Probe Kit
激安配線チェッカー
馬鹿みたいに安いけどこれも中国製で、まさに共食い状態です。
なので、何時消えるか分からないので、ページが存在しない状態になってるかもしれないので、
そこはご容赦ください。
デンサン(DENSAN) 配線チェッカー
デンサン(DENSAN)の配線チェッカーだけど、先に紹介したトーンプローブ 配線チェッカーを使いだしてからほとんど使わなくなった。
因みにマーベル(MARVEL)からもSRC-102と同じものが販売されてるけど、デンサン(DENSAN)より高いので紹介するのをやめました。
活線対応配線チェッカー
死線、活線両用なので使い勝手は抜群で持っとくと便利だし、無停電作業ができるので電源を落せない状況でも作業することができるて無駄が無くなります。
詳しい仕様は戸上電機 スーパーラインチェッカのページで確認してください。
デンサン(DENSAN) 配線チェッカー
詳しい仕様はジェフコム(JEFCOM)Webカタログで確認してください。
詳しい仕様は共立電気計器(KYORITSU)のHPで確認してください。
幾つか紹介したけど、それぞれに特徴があるので、仕様を確認して自身の仕事内容に適したものを選んでください。