電気工事で扱う配電盤などの加工に欠かせない『油圧フリーパンチ』の紹介ですが、電気工事士間では油圧フリーパンチと正式名称で呼ぶことはほとんどなく、みなさん『ノックパン』 と呼ばれることがほとんどです。
また、正式名称で要求されても一瞬戸惑ってしまうこともシバシバで、
「えっ!」 と聞き返すことも・・・
それほど、電気工事士の間では『ノックパン』 という呼び名が浸透していると思います。
まあ、こんなことはどうでもいいことなんですけど、新人さんなどが先輩に
「ノックパンを持ってきてくれ」
と言われたときに戸惑わないように書かせていただきました。
さきに紹介したホールソーと同じく、鉄やステンレスの板に穴を開けるためのものだということはすでにみなさんご存知だと思いますが、時々検索項目の中に、
『油圧フリーパンチ 使い方』などの項目を見受けますので、ここで簡単に使い方とその特徴を紹介しておきたいと思います。
ホールソーなどはドリルの回転によって、鉄やステンレスに穴を開けますが、『油圧フリーパンチ』は、油圧ポンプの圧力によって、鉄やステンレを押し切ると言ったほうが正解だと思います。
ですから、切削オイルなどが必要なく切口もきれいで正確な開口が出来きますから、配管用コネクターなどのガタつきもなく、きれいに収めることが出来ます。
但し薄鋼、厚鋼どちらかに適合した刃を使用することが条件になります。
使い方はまず最初に、軸を通すための下孔を開けます。
このときには適合サイズのホールソーを使います。
一般的に大軸の場合、ホールソーサイズは19mmになります。
続いて、油圧フリーパンチをセットしてハンドルを操作し、圧力を掛けて金属板に穴を開けます。
作業としてはこれで終わりですので使い方も簡単ですよね。
使い方もわかったところで油圧フリーパンチを紹介しておきましょう。
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西田製作所 |
西田製作所 |
私が使っている西田製作所の油圧工具は電気工事士の間ではけっこう有名だと思います。
泉精器製作所が超有名ですが、それに劣らず人気の高いメーカーだと思います。
ですから、西田製作所の製品を使っている方も多く見かけます。
その中で、私が使っている油圧フリーパンチは特に人気の高い製品でしょう。
私は薄鋼セットを中心に、別売の大きな刃を買い足して使っています。
さらに最近発売された、ワンタッチ装着のワンタッチチャッカーも気になる商品です。
それが、下の動画で紹介されているものですので一度ご覧ください。
きっとみなさんも気になると思いますよ。
どうでしたか。
今までのものと違って、セットが簡単でとっても作業効率がいいと思いませんか。
これなら、狭いところでも簡単にセットすることが出来るので、指が攣りそうになりながらセットしなくてもいいので楽ですよね。
この商品は今使っているものにも使えるので、新たにセット品を購入する必要がありませんから、導入を考えるのにはハードルが下がりますよね。
西田製作所 |
西田製作所 |
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※Amazonに商品がありません。 |
とまあ、新製品もご紹介したところで、次はそのほかのメーカー品を紹介しておきましょう。
デンサン(DENSAN) |
デンサン(DENSAN) |
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泉精器(IZUMI) |
泉精器(IZUMI) |
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ロブテックス(LOBSTAR) |
ロブテックス(LOBSTAR) |
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信頼できるメーカー品を紹介しておきましたが、最近では「馬鹿か!」と思うくらいの値段の海外製品があるようですが、はっきり言って使い物にならないと思います。
それでも値段に釣られて購入してる人がいるようですが、そのレビューを見てみると、どれもこれも酷い評価のものばかりです。
ドブに金を捨てるような行為はやめましょう。
やはり精密な製品はmade in Japanに限ります。