使い易い多機能コアドリル
電気工事やエアコン工事で使う使い易い多機能コアドリルの紹介ですが、
電気工事では、主にモルタル壁やサイディング、そしてALCの壁貫通に使うのが一般的です。
電気工事では、配管材やケーブルを通すための貫通が目的なので、
あまり大口径のコアドリルじゃなく、後処理のことも考えて、適切なサイズを選ぶ必要があるでしょう。
電気工事で行った貫通箇所には、両面に貫通部の処理を施してから、その後の配管系統によっては、中継ボックスを配置する場合もある。
また、貫通の片方が、配電盤や分電盤に直接繋がってる場合もあるので、その場合、貫通部には防火処理が必要になるので、防火処理を可能にする処理が必要になります。
簡易的な防火処理なら、耐火パテで貫通部を塞ぐ程度で済ませられるところもあるけど、
防火処理の方法は、消防法との絡みもあるので確認が必要です。
管轄する消防署によって、検査が異常に厳しいところもあれば、ゆる~いところもあるので、どこまですればいいのかの判断が難しい時もあるけど、どんな状況でも、ダメだしを喰らわないように、対処しておく必要があるでしょうね。
ちょっと余談が過ぎたようです。
反省…。(_ _;)
ここで紹介する多機能コアドリルは、替刃式なので、コア部分は共用だから収納にも優れてて、持ち運びも楽だし、違う素材にも即座に対応できて、とっても便利だよ。
^^
くだらない話はこれくらいにして、早速見てもらいましょう。
ユニカ(unika) 多機能コアドリル(25~55mm)
ユニカ(unika)の多機能コアドリルは、
- ボディ
- センターピン
- シャンク
この3つで構成されてるので、センターピンとシャンクはそのままで、ボディを交換するだけで、サイズ違いの貫通が可能なので、本体ごと取り換えるのに比べて作業性もいいよ。
^^
メーカーHPに記載されている施工手順では、
- センターピンを孔あけ位置にあわせ、 しっかり押さえて電動機のスイッチを入れる。[回転モード]
- 刃先が5mm程入ったところで電動機を止め、センターピンをはずす。
- 穿孔溝にボディを軽く押し付け、作業を続ける。
と書かれてるけど、私はセンターピンの逃げを防ぐのに、センターに6mmの下孔をあけてセンターピンをセットするようにしてます。
こうするとセンターピンの位置がしっかり決まるので、安全で正確に孔をあけることができます。
このシリーズは、25mm~55mmまでの本体があるので、紹介しておきます。
多機能コアドリル UR21 Dシリーズセット
◆画像からAmazonへリンクしてあります。
![]() | 多機能コアドリル D025SD |
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![]() | 多機能コアドリル D029SD |
![]() | 多機能コアドリル D032SD |
![]() | 多機能コアドリル D035SD |
![]() | 多機能コアドリル D038SD |
![]() | 多機能コアドリル D040SD |
![]() | 多機能コアドリル D045SD |
![]() | 多機能コアドリル D050SD |
![]() | 多機能コアドリル D055SD |
紹介したのは、セット品だけど、全てセット品にする必要などないので、
私は、必要なボディだけ買うようにして経費を抑えてます。
必要ないものまで、買い揃えるなんて、無駄ですからね。
なので、ボディだけも紹介しておきます。
多機能コアドリル UR21 Dシリーズ (ボディ)
◆画像からAmazonへリンクしてあります。
![]() | 多機能コアドリル D025B |
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![]() | 多機能コアドリル D029B |
![]() | 多機能コアドリル D032B |
![]() | 多機能コアドリル D035B |
![]() | 多機能コアドリル D038B |
![]() | 多機能コアドリル D040B |
![]() | 多機能コアドリル D045B |
![]() | 多機能コアドリル D050B |
![]() | 多機能コアドリル D055B |
ここまでが、比較的小口径の乾式ダイヤです。
このサイズでは、ALCやモルタル、硬質サイディング等へ換気扇やエアコンの配管用の貫通は、無理なので、別に次のセットも使ってます
ユニカ(unika) 多機能コアドリル(60~170mm)
このセットなら、一般的な換気扇のダクトサイズ160mmにも対応できるし、もちろんエアコンの貫通にも使えて便利だし、基本的なセットが一つあれば、後はボディを買い足すだけで、いろんなサイズに対応できるので、一体型を買うより、経済的で使い勝手も抜群なので、お薦めです。
多機能コアドリル(60~160mm)
◆画像からAmazonへリンクしてあります。
紹介したのは、回転、軽振動用のコアドリルボディなので、
最適なのは、ブロック・レンガ、モルタルで、硬質サイディングボードや石膏ボードもいけないことはないけど、あまりお奨めできない。
紹介したボディの中でも、よく使うのは、
エアコン用としてΦ65、Φ75、Φ80と換気扇ダクト用として、Φ110とΦ160の5サイズですね。
他は、よほど特殊な状況でなければ、電気工事の中ではあまり使わないものだから、気にする必要は、無いでしょう。
尚、コンクリートへの大口径の貫通は、別のダイヤモンド貫通を使うので、ここでは、回転振動兼用ドリルで使える多機能コアドリルを紹介しておきました。
換気扇ダクトに用いるスパイラルダクトやアルミダクトの開口に使えるセットもあるので、紹介します。
多機能コアドリル 換気扇セット
このセットは、Φ110、Φ160の換気扇用ダクトに特化したセットなので、換気扇用の丸ダクトの貫通をするのなら、絶対お薦めです。
これさえあれば、一般的な天井埋込型換気扇の大半の貫通ができるのて、便利だし、手荷物も少なくなるので、現場での移動も楽になるし、特に足場の上ならなおさらです。