電気工事を行う現場で最初に行う測定が接地抵抗(アース)の測定です。
建築現場でまだ建物が建つ前に、地中にアース銅板やアース棒などを敷設して、建物全体のアースを取ったり避雷針用のアースを取ったりします。
そのときに、規定の接地抵抗値まで下がってるかを測定するのが、接地抵抗計(アーステスタ)になります。
電気工事士のみなさんならご存知のとおり、接地抵抗にもA,B,C,D種の規定値が設定されています。
当然、みなさんはその規定値は知っていますよね。
電気工事の指針となる内線規定に示されていますから、日々電気工事を行っておられるみなさんなら、その数値は頭の中に入っているでしょうが、
もし、覚えていないなら、こちらで確認してください。
一見、どの数値も簡単に得られそうな感じなんですが、これがどうしてなかなか得られないことも多いんですよね。
特に、A種接地の数値は地下の状況によっては、後数オームというところからなかなか下がらずに、苦労することも多々あるものです。
(>_< )
みなさんもこんな経験をされているんじゃないでしょうか?
後、もうちょっと!
でも苦労するときはここからがなかなかなんですよね・・・
場所を変えて、アース棒を打込んでまた測定・・・
また場所を変えてと、何度も繰り返すことも・・・
それでも、規定値まで下げなくては送電を受けることはできませんから、幾ら大変でも規定値を下回るまで続けなくてはなりません・・・
そんなときに正確な数値を確認するのに使用するのが接地抵抗計(アーステスタ)です。
ともかく正確な数値を確認するには、信頼できる測定機器と正確な測定方法です。
測定方法についてはみなさんご存知でしょうから、私から申し上げることは何もありませんが、測定機器に関してはいろいろなメーカーから販売されていますから、比較検討の参考になることもあるでしょうから、こちらで各メーカー品を紹介しておきますのでみなさんの参考にしてください。
★☆★おすすめの接地抵抗計(アーステスタ) | |
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日置電機(HIOKI) |
日置電機(HIOKI) |
買い換えるんだったら絶対防水型なんですけど、いかんせん今使っているのがまだ現役ですから・・・
新しい接地抵抗計の機能や防水性能には引かれるものがあるんですが、もし接地抵抗計を買い換えると言ったら、嫁さんに怒鳴られるだろうな・・・
「壊れてもいないのに!\(`ヘ´#)」 ってね (+_+。)
★☆★クランプ型接地抵抗計(アーステスタ) | |
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日置電機(HIOKI) クランプアーステスタ FT6380-50 |
こんなの欲しいなんて言ったら、ぶっ飛ばされるだろうな・・・
共立電気計器 |
共立電気計器 |
共立電気計器 |
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共立電気計器 |
日置電機 |
三和電気計器 |
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これから接地抵抗計を買い求めるんだったら、私がおすすめしてる日置電機の絶縁抵抗計が絶対おすすめですよ。
今は最新でも、いずれスタンダードになり、そのうち旧式のものとなっていきますから、仮に故障したとしても修理や校正を繰り返して
長く使うことができるからです。
今の現状で、すでに旧式やスタンダードになっているものは、それだけ寿命が短くなっていると考えるのが普通ですからね。
接地抵抗計は、保管さえキッチリしてれば10年以上使うものですから、それを考えると今は少々高くてもそれなりの価値があると私は考えていますが、さてみなさんのお考えはいかがでしょうか?