電気工事でも使い易いステップドリル
電気工事でもよく使うステップドリルだけど、私の周りの電気工事士は、誰もこんな呼び方はせず、
「タケノコ」と呼ぶのが普通です。
最初に見たときは、
「使い物になるのか」と、疑いの眼で見ていたけど、
電材の展示会場でデモンストレーションしてたので、
試しにやらせてもらったら、使い勝手が良くて、その場で即、注文してしまいました。
ある意味それほど、感動的だったという事です。
ステップドリルを知るまでは、ドリルを使った穴開けといえば、ホールソーを使うのが一般的だったけど、
サイズを間違うと、後始末が大変で、小さすぎる時には、穴を拡げるのに一苦労したものだけど、
それが、いとも簡単に拡げられるんだから、使わないなんて選択肢はなかったなぁ。
只、タケノコの対応範囲以外は、不可なので、最大でも30~40mm程度しか大きくできないのが玉に瑕で、しかも当時は、ベラボウに高かったので、ポンポン買い替えられる代物じゃなかった。
今でも一部電材メーカー品は、その名残なのか、考えられない高値で販売してるけど、さすがに全く売れてないようだけどね。
今じゃ、ステップドリルも中国製が当り前で、
3本2.000円以下なんて物もゴロゴロあるんだから、馬鹿げた値段のものなど、
見向きもされないのは、当然です。
安物全盛期だけど、そんな中でも耐久性や使い勝手の良さを考えて、
使い易いものを紹介するので、まずは一見して、それから考えてもいいんじゃないかな。
トップ工業(TOP)
金物の街新潟県燕三条市の会社が作ってる、まさしくMade in Japanのステップドリルで、
その中でも、この2つは、頻繁に使うステップドリルだよな。
このトップ工業(TOP)のステップドリルは、今のところ一番気に入ってるもので、
何と言っても鍔付fだから、活線状態の盤の加工の時には、安全だ。
力を込めて作業してると、突き抜けるときに鍔無しだと、ステップドリルが深く入り過ぎて、活線部分に接触する危険があるけど、このステップドリルなら、そんな心配は無用なので、気兼ねなく、思いっきり作業することができる。
まさに電気工事にはお誂え向きのステップドリルだから、これはお薦めします。
SK11 ステップドリル(SUS用)
SK11 ステップドリル(鉄工用)
SK11もそこそこ人気のステップドリルのようで、現場でもちょくちょく見かけるものですね。
これもよく使うのは、SUS、鉄工問わず、上段の二つで、
一番細いのは、寸切りボルトがスッと通る大きさだし、二番目は、ブッシングが入る大きさだから、軽天に穴をあけてケーブルを通す時なんかに重宝します。
この後に、デンサン(DENSAN)のステップドリルを紹介するつもりだったんだけど、
時代錯誤も甚だしい値段設定なので、辞めました。
その代わりに、馬鹿げた値段の中国製ステップドリルを紹介しときます。
激安中国製ステップドリル
これじゃないけど、一度だけ試しに使ってみたことがあるけど、
値段だけのもので、数回で切れなくなって、火花が飛び散る始末。
まさに「金をドブに捨てる」とは、このことだと、猛省した次第です。
猛省中…。(_ _;)