ケーブル通線用吊り金車 - 電気工事士のおすすめ工具

架空での架線作業に欠かせない吊り金車

架空での架線作業に欠かせない吊り金車

電気工事では埋設管や露出配管に入線するほかに、
工場内や構内でメッセンワイヤーを張って、
ケーブルハンガー等でケーブルを吊るのも、よくやる工法だけど、
メッセンワイヤーに吊下げて架空でケーブルを張るのに使うのが、
ここで紹介する吊り金車です。

メッセンワイヤーに吊り金車をぶら下げてロープを通して、
先に紹介した『ケーブルグリップ』を使ってケーブルとロープを繋ぎ、
ケーブルを伸ばすのが、一般的な延線方法だけど、
その際、吊り金車を設置するのに、
メッセンワイヤー用フックの付いた梯子を使うか、高所作業車を使うので、
細いケーブルならそのままケーブルハンガーを掛けることもあるけど、
梯子でこんな作業をするのは、かなり危険なので、お勧め出来ないよな。

屋外だけでなく工場内でも同じような作業をすることがあるし、
建築中の建物内で二重天井となる部分での配線等、吊り金車の活用範囲はとても広いので、
電気工事を生業とするのなら、必ず持っておくべきです。

今更、こんなことを書かなくても電気工事会社で用意してるでしょう。

でも仕事内容を考えると、まったく数が足りない時もあり、
「これで、どうするんだよ🤔」
ということもあります。

こんなことのないように、吊り金車は少し多めに用意すべきです。

十分な数が無いということはそれだけで作業効率が落ちるし、
その日予定していた作業を完了出来なくて、翌日に持ち越す事で人件費が嵩んで、
工事代金を圧迫してしまうことに繋がるので、
利幅が薄い中で、かなりの痛手を被ってしまう事になってしまうので、
こんな無駄は極力避けなくてはならないし、初期投資として、しっかり数を揃えましょう。

吊り金車も、いろんなメーカーから販売されてるので、
幾つか紹介するので、比較して一番仕事内容に合ったものを選んでください。

育良精機(IKURA)吊り金車

多目的金車

電気工事士仲間じゃ有名な育良精機(IKURA)の吊り金車を紹介したけど、
建築現場での配線作業に使うんだったら、多目的金車のほうが絶対お薦めだよ。
屋内配線用に作られた金車だから、ケーブルもスムーズに延ばせるし、
ケーブルへのダメージもほとんど無いしね。👍

育良精機(IKURA) 4連金車

4連金車はケーブルの引き上げ部分なんかに使うので、最低でも二台は持っておきたい金車で、
中でも、IS-4WHのほうをお薦めするけど、
価格が倍以上するので、そこがネックになるかな？
でも、扱いやすさが全然違って、作業効率は良いよ😉

マーベル(MARVEL)吊り金車

マーベル(MARVEL)のワンタッチ開閉式金車は、ケーブルの抜き差しが楽なので、
作業時間を大幅に削減できるし、何より楽だからいいよ。😉

イメージとしたらこんな感じなんだけど、
他所にも似たようなのがあるので、マーベル(MARVEL)のオリジナルじゃないんだけどね。

デンサン(DENSAN)吊り金車

デンサン(DENSAN)の吊り金車もマーベル(MARVEL)と同じく、
ワンタッチタイプなので、作業的には、楽なんだろと想像できるけど、
価格が気に入らないので、同じようなものなら、まだマーベル(MARVEL)の方がマシかな。🤨

どこのものを選ぶにしても、そこそこ数を揃えなくてはならないので、
かなりの出費になることは、間違いないので、そのあたりも考慮しつつ、選ぶ必要があるでしょう。

育良精機(IKURA) IS-OW1	育良精機(IKURA) IS-OW2

育良精機(IKURA) IS-3W65	育良精機(IKURA) IS-3W85

育良精機(IKURA) IS-4WH	育良精機(IKURA) IS-4W

マーベル(MARVEL) MTK-60	マーベル(MARVEL) MTK-100