ケーブルの通線に役立つジョイント通線ロッド
電気工事の配線でも既存の建物の改修工事等では、狭い天井内や床下等、過酷な条件での作業が多いし、
ほかには、OAフロアやケーブルラック上等、障害物が多くて簡単に通線出来ない条件が重なってるところを
通線しなくてはならないことも少なくなく、多くの電気工事士が日々こんな状況に悩まされてることでしょう。
そんな時に役立つのが、これから紹介する、
〔ジョイント通線ロッド〕です。
これは正式名称じゃなく、
端的に表現するとしたら、こんな呼び名がピッタリなんじゃないと、
考えた俗語なので、他所で言っても通じないかもしれないので、注意してください。
国内メーカー品なら、デンサン(DENSAN)のジョイント釣り名人という名で販売されてるのが有名だけど、
こんなものまで、中国製が浸食して、Amazonじゃ、むしろ中国製が多数を占めてるような状況になってしまってます。
まあ、中国製だから、国内メーカー品よりはるかに安い価格で売られてるので、魅力的と言えば魅力的なんだけど、
品質がどうなのかという問題は付きまといます。
仮に足場の悪いところで力を込めて牽引中に、ロッドが折れたり、締結部が抜けたりしたら、
大変な事故になる可能性が高いので、そんなに力を込めて引っ張ることは、出来ない気がする。
ジョイントロッドを使うところは、どちらかと言えば、
あまり足場のいいところじゃなく、むしろ悪いところの方が多いものです。
それだけに、信頼できないものは、使いにくいものなので、中国製のジョイント通線ロッドを使ったことはないけど、
近頃、現場でチラホラ見掛けるようになってきて、応援の現場で一度だけ使ったことはあるけど、国内メーカー品に比べて、
ロッドの柔軟性が乏しく、障害物に当たっても、下に潜り込んだりするので、伸ばすのに苦労する一面を感じました。
国内メーカー品なら、柔軟性があるので、障害物に当たって進めない時は、
ロッドが曲がって、下に潜り込むことは少ないので、少し引き戻すだけで、
元通り直進させることができるので、作業性はいいと思います。
その分、日本製の方が高いのがネックだけどな。
ジョイント通線ロッドが無いときは、VEパイプを代用して、ケーブルラック上で、ケーブルを牽引したこともありました。
VEパイプは、3.mを超えるので取り廻しが大変で、まずVEパイプを通すのに一苦労するし、
かと言って、継足して使うことができなしので、ケーブルラックの上に登って引っ張ることもあるので、
安全面を考えても、お薦めできる作業じゃないので、
やっぱりジョイント通線ロッドが必要だと思うので、
中国製も含めて紹介するので、必要なものを選んで日々の作業に活かしてください。
デンサン(DENSAN) ジョイント釣り名人
デンサン(DENSAN)のジョイント釣り名人を紹介したけど、私もこの中の数種類を使い分けていて、
細いロッドは、壁裏のように狭いところでも作業できるし、
逆に太ければ直進性に優れてるので、長い距離の通線むきです。
fanfeng 通線ロッド
型番も無いので、探すのに苦労しました。
Amazonは、ジョイント釣り名人のページに出てるので、よかったんだけど、
楽天市場は、メーカー名で検索しても出てこないし、製品仕様でも出てこず、
最終的にAmazonの商品欄に記載の内容をそのままコピペして、ようやく数点出てきたので、何とか紹介できたけど、
この辺りが、やっぱり中国製だと思うよな。
紹介した中国製のほかにも、いろいろ出てくるけど、
どれも似たり寄ったりなので、あえて紹介はしませんが、気になったら探してください。
探したとしても、同じようなものだから、時間の無駄になるだけかもしれないけどね。