電気工事でもちょくちょく使う振動ドリルですが、案外使ってる人が少ないのには正直驚きです。
私がかつて勤めていた会社にも振動ドリルは、ありませんでした。
私は、電気工事会社に勤めたのが、その会社がはじめてだったので、振動ドリルなど使わないものだと思っていたんですが、あるとき知り合いの電気工事士さんの現場を休日に手伝いに行ったとき、タイル面に照明器具を取付けてくれと頼まれて、渡されたのが振動ドリルだったんです。
始めは、なんで振動ドリルなんか渡されたのか、理解できませんでしたが、話を聞いて納得しました。
硬いコンクリートなどに孔を空ける道具として、会社で使っていたのは、ハンマードリルだけだったので、いつもドキドキしながら使っていたのですが、振動ドリルなら、さほど打撃力がないので、タイル面でも比較的安全に孔空け作業ができるのだと言われて、納得したのでした。
確かに、振動ドリルを使うシーンと言えば、階段のノンスリップを取付けるような、角に近く崩れやすいようなところで使ってることを考えても、壊れやすいところで使うことについては、違和感を感じることがありません。
それでも最初は、ドキドキものでしたが、先端部分の切り込みが入るころには、すっかり慣れて、ある程度力を込めて作業するようになり、タイルを割ることもなく、きれいにカールプラグ用の下孔を空けることが出来て、無事照明器具の取付を終えることが出来ました。
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そんなことがあってから、すぐに私は充電式の振動ドリルを買って使うようになったんですが、それでも勤めていた会社の社長は、ほかの従業員の分を買おうともせず、回転ドリルで作業するよう指示していました。
結局、私が退職するまで、振動ドリルを購入することは無く、その後も購入したと聞いたことがないので、おそらく今も以前と同じやり方をしてるんだと思いますが、今も居る従業員の方の苦労が想像されます。
やっぱり必要な道具は、躊躇なく購入して、より効率よく作業できるようにするほうが、みんなストレスなく作業できて、結果的にいい仕事もできるし、作業時間も短縮できて、経費削減にもつながると私は、思いますが、みなさんのお考えは、いかがでしょう。
ということで、ここでは、私が使っている振動ドリルのほかに、使いやすそうなものをいくつか紹介しておきますので、仕事内容をよく考えて、必要なものを選んでください。
マキタ(makita)震動ドリルドライバ HP484DRGX
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私が今使ってるマキタの充電振動ドリルがこれです。
振動と回転が簡単に切替えられ、しかもクラッチまで装備されているので、回転時にホルソーなどの刃が噛んでも振られることなく安心して作業することができます。
それに私が今使ってる充電工具のほとんどがマキタ(makita)なので、バッテリーや充電器をほかのものと使い廻しできるので、経済敵だからこれにしたんです。
みなさんも使ってる充電工具の主流のメーカー品にすることで、初期費用を抑えることが出来て経済的なので、おすすめしておきます。
続いては、パナソニックとボッシュの振動ドリルを紹介しておきます。
パナソニック(Panasonic) |
ボッシュ(BOSCH) |
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パナソニック(Panasonic)とボッシュ(BOSCH)の充電振動ドリルですが、私は使ったことがないのですが、電気工事士の中には、パナソニックの電動工具を多く使ってる人も少なくなく、現場でも比較的よく見かけるものです。
対して、ボッシュの充電振動ドリルは、ほとんど見かけることもなく、使い勝手を聞こうにも聞ける人がいませんので、みなさんでご判断ください。
続いては、紹介した振動ドリルの本体のみを紹介します。
マキタ(makita) |
パナソニック(Panasonic) |
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振動ドリルの本体だけを購入すれば、ほかのバッテリーや充電器が使えて、無駄がないのでおすすめです。
バッテリー式ばかりじゃなく、100V電源の振動ドリルも紹介しておきます。
マキタ(makita) |
ボッシュ(BOSCH) |
ハイコーキ(HiKOKI) |
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電気工事士が100V電源の振動ドリルを一日中使うなんてことは、ないので私は充電の振動ドリルがあれば、十分だと思います。
でも回転ドリルとして買うものに振動ドリル機能が付いたものをと考えることは、あるかもしれませんね。
プロの職人だけでなく、DIYで使うには、二つの機能が一台になってるので、おすすめなのかもしれません。