電気工事を行っていると幾つかの現場を掛け持ちすることも多いもので、時間的な問題で壁の開口作業のタイミングを逸して、壁開口出来ずにそのまま壁が仕上がってしまうこともたまにはありますよね。
こうなってしまっては探すのも大変です(+_+。)
こんなときに役立ってくれるのが、ボックスアッターなどの壁裏探知機ですよね。
多分、みなさんも使ったことはあると思います。
どの現場でも、壁を貼る業者は電気のボックスなど何も考えずに、ただ壁を貼るだけですから、自ずとスイッチボックスは壁裏に隠れてしまいます。
私の場合はどの業者さんとも長いお付き合いになりますから、ボックス位置を罫書いておいてくれたり、親切な大工さんなどは開口までキッチリとしてくれていますから、ボックスアッターなどを使うことも少ないですが、最近の建築現場というのは同じ業者さんが来ることも少なく多くの場合が、初顔合わせというような状況ですから、私のような関係になることも難しくなっていると思いますので、ボックスアッターや壁裏探知機などの出番が増えているのではないでしょうか。
私の場合、内装工事ではあまり使用しませんが、RCの建込みボックスの探査などに利用することが多いです。
RCの場合、建込み配管終了後にコンクリートを打設しますから、どうしてもスイッチボックスなどが隠れてしまうことが多いです。
まあ、仮枠の建込みが終わった時点で、ボルトで引き付けておけばいいんですが、これもポストや鋼管などでの仮枠の固め位置によっては後から引き付け出来ない場合もあり、全てを完璧に引き付けることはほぼ不可能だと思います。
また、時間的な制約がある中で、
引き付けに時間をかけることも出来なくなっているのも事実ですから、施工段階でスイッチボックスが埋まることを想定した工法での施工を行う場合も多く、後から探索せざるおえなくなることもシバシバだと思います。
ですから本当にわからないときにボックスアッターで探すようにしているんです。
私のような使い方をする人は、少ないようで、「そんなもんで、わかるか?」 と疑う方も多いですが、実際に探すところを見るとほとんどの方が納得されます。
これは、メーカーサイドも想定していない使い方かもしれませんが、このような使い方も出来るということですから、ぜひみなさんにも活用していただきたいと思います。
ボックスアッター
未来工業 ボックスアッター2(金属探知器)BUT-2
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未来工業(MIRAI) ボックスアッター(金属探知器) BUT1N
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Panasonic(パナソニック) 壁うらセンサー EZ3802
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私が使っている3種類を紹介しておきましたが、それぞれに長所と短所があるので上手に使い分けることが大切ですね。
未来工業のボックスアッターはボックスの探索に使うものですが、金属探知機ですから軽天を探したりするのにも使っています。
パナソニックの壁裏センサーは木材などの下地探査に使うと便利です。
ムラテックKDS |
ボッシュ(BOSCH) |
ボッシュ(BOSCH) |
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このシンワ測定の下地センサーは隠れた人気商品のようで、たくさんの方が使っているようですね。
私は使ったことが無いのですが、なぜ人気なのかと言うと、最大の要因はその低価格なのかもしれません。
シンワ測定 |
シンワ測定 |
シンワ測定 |
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いろいろと紹介しましたが、お気に入りのものは見つかりましたか。
ここで紹介したほかに、壁に針を差し込んで下地を調べるものもありますが、小さいとはいえ、壁に傷が残りますのでこのページでは紹介しませんが、それでもいいという方は探してみてください。