電気工事をされている方なら三相検相器と聞けば、どんなものでどのように使うのかお分かりですよね^^
一般の方には馴染みのない測定機器ですから、こんなページを見ても何の興味も無いでしょうから、スルーしていただいてけっこうです。
でも、電気工事士さんにはじっくりと見ていただきたいページです。
そもそも三相検相器とは、何ぞや?
三相検相器とは簡単に言ってしまえば、三相電力(動力)の接続確認を行う測定機器のことを言います。
一般的な家庭用電力(単相)100/200Vと違い、
三線を使って、機械などを動かすために用いる電力が動力と呼ばれる電力です。
電気工事では一般的な単相電力の供給ラインには赤、白、黒の三線ケーブルを用いるのが一般的で、三相電力(動力)のラインには赤、白、青の三線ケーブルを用います。
これは接続時やメンテナンス時に、電灯回路と動力回路を識別するために色分しているんです。
みなさんも、工場などの配線や改修工事などで目にしたことがあると思います。
昨今ではCVケーブルやCVTケーブルを用いるのが普通になりましたから、この種の色分はされていませんが、その代わりにブレーカー一時側接続端子の端子キャップを色分することでその代用とされていますから、端子キャップの色が赤、白、青となってれば、それは三相電力(動力)の回路だと理解してください。
三相電力(動力)には接続方向が決められていて、その接続を間違うと逆相となり正常に電気を供給することができず、機械などを運転することができませんから、工場などの操業を停止してしまったりして、多額の損害賠償を請求されるなんてことにも成りかねません。
(>_<;)
そんなことにならないように予め引渡し前には三相電力(動力)の接続方向の確認を行っておきましょう。
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そのときに活躍してくれるのが三相検相器だということです。
この三相検相器を使えば正相なのか逆相なのか、一目瞭然!
すぐに判別することができて、仮に逆相であればその場で接続を変更すれば、簡単に正相に直せますから時間も掛かりませんから、最終的な検査としても完璧ですし、完成した電気系統も完璧なものとなります。
そんな、三相検相器には簡単に分けて、接触型と非接触型の2種類があります。
ここまで書けば、みなさんならお分かりですよね^^
ということで、私のおすすめの三相検相器から紹介しておきますね^^
★☆★おすすめの三相検相器 | |
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HIOKI 非接触型三相検相器 PD3129-10
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私はこれを使っていますが、以前はデンサンの直接接触型を使っていました。
でも、狭い配電盤などでの検査時に指針を落としたりすると、主幹銅バーなどに接触して短絡などの危険がありますし、検査時の写真撮影をするのに、誰かに撮影してもらわなくてはならず、とても不便だったのでこちらに買換えました。
これは、非接触型でケーブルにクリップを挟むだけなので、どんなに狭い配電盤の中でも、安全に検査することができる上、本体にマグネットが装着されているので、配電盤の扉などに本体を貼り付けて写真撮影できるので、一人で検査業務が行えてコストダウンにも繋がっています^^
なんてったって人件費が一番高いですからね^^
日置電機 |
日置電機 |
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共立電気計器 |
共立電気計器 |
三和電気計器 |
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私は、日置電機(HIOKI)製の非接触型検相器を使っていますが、やっぱり検相器は非接触型が使いやすくていいですよ。
その中でも、日置電機製を選んだ理由は、現場での使用をよく考慮した製品だからです。
例えば、クランプが大きいことそして本体に磁石が装着されてて、配電盤の本体や扉などの鉄部に取り付けておけるのも、とっても使いやすくていいんです。
最近日置電機の製品は現場での使用をよく考慮した製品開発を行ってるので、私は知り合いの電気工事士さんにも日置電機の製品をよく勧めていますから、みなさんにも自信を持っておすすめしておきます。
しかし、価格面だけ見れば格安の中華製のものもありますから、「それでもいい」 という方はどうぞ探してみてください。
でも、ほかのものを購入した経験から不良品が多いのと、サポートが悪いので私はおすすめしませんけどね。
電話したら、中国語でしゃべられてもね〜・・・
┐(×_×)┌???