昨今、建築現場での安全対策について、厳しい目が注がれるようになっています。
建築現場における職長制度などもその一環です。
皆さんの中にも『職長安全衛生責任者』の資格をお持ちの方は多いと思います。
職長の職務としては作業員の安全確保が最も重要な職務になります。
その日の作業員の体調から、作業状況の把握、建築会社や関連作業に関わる業者間の調整など、一日の中でも行う作業は多いものですから、酷いときには一日中作業することができず、職長業務に専念するなんてこともよくある話です。
このように、現場作業の中での安全確保は今や必須条件なのです。
その安全確保の基本となるのが作業足場の確保です。
そのため、建築現場ではより安全な作業を行うため、脚立ではなく立馬などを使用するところが増えています。
大手建築会社の現場では原則脚立の使用を禁止しているところも多く、大きな立馬を移動させながら作業を行っています。
現場の状況によっては立馬を移動するのも一人で行えないところもあり、移動の際には他の職人さんの手を止めて手を貸してもらわなくてはならないことも、さりとて工期は短くなるばかりで、作業状況はドンドン厳しくなるばかりです。
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どんなに立馬やそのほかのものを使用するにしても、それだけではどうにもならないところや、立馬などでは高すぎて作業できないこともあります。
例えば、室内での照明器具の取り付けなどは立馬では中腰にならなくてはならなかったり、立馬自体が邪魔になってしまうことも・・・
そんなときには小さな脚立と足場板で足場を組んだほうが、足場も安定しますし作業体勢も楽になり作業効率アップにも繋がります。
そんなときに活躍してくれるのが『アルミ伸縮足場板』です。
よく見かけるのはクロス屋さんが天井などを貼るときに使っていると思います。
一般的な足場板と違って伸縮できるので、狭い室内への搬入も簡単ですし、作業車への収納にも場所をとらずにスッキリと収まります。
それと、長さが調整できるので端から端までしっかりと足場が組めるので、とても安全に作業することができます。
ここにちょっと足場が欲しいという時などにはとても便利ですから、現場作業での足場の確保にぜひ活用してください。
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ピカ アルミ製両面伸縮足場板STRD-3623
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長谷川工業 |
アルインコ |
長谷川工業 |
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私は最初に紹介したものと長谷川工業(hasegawa)のSSP-120を使い分けています。
最初のものは、平場で使用し、照明器具の取付やエアコン室内機の吊込み作業に使い、SSP-120のほうは主に天井内のように狭い空間で使っています。
天井内のように狭い空間に持ち込むのに便利なコンパクト設計だし、持ち込んだ後は、長くして使うことで作業場所の足場の安定が保たれるので、とっても便利です。
どちらが使用頻度が高いかというとSSP-120ですかね。
言っておきますが、天井裏ばかりに潜ってるわけじゃないですからね。
作業効率アップと安全性の両面から考えても、最低1台は持っておきたいものです。