電気工事のときに腰袋に入れておくと便利なのが小型のポケットレベルです。
すでに使っている人も多いと思いますが、ちょっとしたレベル確認のときや、スイッチボックス開口の罫書き、そして取付けた配線器具の水平確認など、いろいろな場面で活躍してくれるので、一つ持ってると、電気工事がスムーズに進む上、配線器具などの歪みなどもなくなって後から指摘されることもなくなるので、手直しに費やす時間もなくなり効率的に作業がすすめられます。
今でも、現場で作業してる電気工事士の中には配線器具や盤などの取り付けを目感で行っている人を見ますが、それって本当に正確ですか?
どうしても、見る角度や建物の歪みなどに左右されて、真っ直ぐでないことも多いと思います。
そんなときでも、腰袋にポケットレベルがあれば、簡単に水平、垂直を確認することが出来るのでとっても便利です。
また、レベル自体に磁石が仕込んであるので、傾きを確認しながら確実な取り付けが出来るので、作業的にも楽ですから、一つは持っておきたいものだと思います。
ポケットレベルの大きさはシングルのスイッチボックスの大きさですから、ポケットレベルを壁に当てて罫書けばそのまま開口できるので開口が大きすぎたり、小さすぎたりということがなく、開口後の配線器具取付作業も、スムーズに行うことができるようになり、結果的に作業時間の短縮になるので、電気工事を早めに終わって、自宅でゆっくりおいしいビールを飲むことも出来ますね。
もし持っていないんだったら、ぜひ使ってみてください。
ジョブマスター(JOB Master) |
デンサン(DENSAN) |
アカツキ製作所 |
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このほかにも、数種類ありますが、
実用面を考えて、この3種類を紹介しておきます。
私は、ジョブマスター(JOB Master)のクリスタルレベルを愛用しています。
適度な厚みがあって、水平器として使うときの安定性がいいからです。
マーベル(MARVEL) |
シンワ測定 |
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こちらの水平器も小型で使いやすいのですが、
常時腰袋に入れておくには、少し大きすぎるので、
必要なときだけ持ち出すようにするといいでしょう。
ジェフコム コンセントレベルゲージ ML-C3
検査のうるさい現場では必需品かもしれませんね。 |
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最後は、おもちゃのようなものまで紹介しましたが、
電気工事の基本は水平、垂直ですから、
つまらない指摘を受ける前に、しっかりレベルチェックを行うことが肝心ですからね。