エアコン取付時の冷媒管の配管中に冷媒管を溶接するときの必需品です。
冷媒管を溶接するときには溶接する冷媒管の片方に、もう一方の冷媒管を差し込んで溶接しなくてはなりません。
冷媒管を差し込むためには片方を冷媒管の外径に合わせて、広げる必要があります。
その広げる作業を行うのに用いるのがエキスパンダです。
エキスパンダが無ければ溶接用ソケットを使う方法もありますが、それだと1箇所の接続で2箇所の溶接が必要となり、ガス漏れのリスクが高まるためより確実な溶接作業が求められ、確認作業もより慎重に行わなくてはなりません。
これは、エキスパンダを使っての溶接でも同じことなのですが、エアキスパンダを使えば溶接部分は1箇所で済みますから、それだけリスクが下がることは容易に理解できるでしょう。
また、溶接箇所が1箇所になることで作業時間も短縮され、エアコンの配管作業も時間短縮することができます。
冷媒管の溶接作業は、1箇所だけというのは少ないもので、直管などを使用するような大掛かりなエアコン工事などでは縦管、室内配管など数箇所に及ぶことも普通にあることですから、少しでも溶接箇所を減らして冷媒ガス漏れのリスクを減らすことと作業時間の短縮を図る面からもエキスパンダを使用するほうが絶対におすすめですから、このページでいくつか紹介しておきますので、みなさんの行うエアコン工事に適したものを選んでください。
因みに、銅管溶接用ソケットを紹介しておきますので、見ておいてください。
確認していただいたところで、それではエキスパンダをご覧ください。
BBK エキスパンダーセット 13100BBK
*別売オプションヘッド有 |
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私はどちらかと言えばエアコン工事は専門ではないので、このセットがあれば十分ですからこれを使っていますが、使い勝手としては以前使っていた“Ridge”のものと変りありません。
まあ、ごく普通の使い勝手だと思います。
“Ridge”もそうだったのですが、狭いところでの作業には少し苦労します。
ハンドル部分が長いので、開くのにそれなりのスペースが必要ですし、拡張するのに力を入れなくてはならないので、狭いところでは大変です。
(>_<;)
まあ、マッチョなみなさんなら問題ないのかもしれませんが、私の感想としてはこんな感じです。
そんな狭いところでの作業に便利そうなエキスパンダも紹介しておきますね。
タスコ(TASCO) 油圧式エキスパンダーセット
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掲載のために他のものと比較してみましたが、TASCOのこのセットが安価だったので掲載していましたが消費増税に伴う価格改定と同時に価格が急に上がったので今はとても安いとは言えなくなってしまいました。
( _ _)。ガックリ
エキスパンダもできる仕事といえば、銅管の拡張だけなのにいい値段しますから、エアコンを専門に行わないのであれば、最初に紹介したソケットを使うのもいいですし、フレアユニオンを使うのも一つの手ですから、購入するかどうかは慎重に判断したほうがいいですね。
私はもっていますが、年に数回しか使いませんから、元を取るまでに死んでしまいそうですからね。
(^^;)
エアコン取付作業の基本的な作業手順を知りたい方は下記サイトが参考になると思います。