電気工事で行う電線の接続作業には無くてはならないのが、ビニールテープやNテープなどの絶縁用テープです。
最近では、VVFケーブルなどの接続にはワゴなどに代表されるような接続コネクタを用いることが多くなりましたが、それまではすべて圧着ペンチをもちいて、リングスリーブで接続していましたから、ビニールテープや自己融着テープなどは必需品でしたから、腰袋の中には常に入っていたものです。
ワゴコネクタなどの接続コネクタを使用するようになったとはいえ、圧着による電線接続がなくなったわけでもありませんし、現在でもビニールテープなどの絶縁材は欠かすことの出来ないものであることに変わりはありません。
当然、今でも腰袋の中には最低1つくらいはビニールテープが入っていると思いますが、電気工事の作業内容によっては一つや二つでは足りないこともあります。
例えば、線色によって色分けするような指定があれば、最低でも赤、白、黒、青、緑と5本のビニールテープが必要となります。
こんな時、みなさんはどうしていますか?
腰袋の中に入れていますか?
まあそれでもいいんですけど、多くの電気工事士さんはテープホルダーなどを利用しています。
数多くのビニールテープなどを使う作業では1本のビニールテープなんてすぐに無くなってしまいますし、電線ごとに色分けしなくてはならないような作業では必要な色の数だけ持っておかなくてはなりません。
でも、そんなに沢山のビニールテープを腰袋に入れてしまうと、他のものが取り出せなくなってしまいますし、取り出したときにビニールテープを落としてしまったりして、思わぬ事故に繋がることも考えられます。
その点テープホルダーなどを使うとそんな心配もしなくていいですし、何より作業の手を止めることがなくなるので、作業効率的に考えても利点は多いと私は思っています。
まあ、現場で電気工事を行っているみなさんなら、その辺はすでに理解して使っていると思いますが、もしまだ使っていないんだったらぜひ使ってください。
デンサン テープホルダー TH-3 着脱式で腰ベルトへの取付も簡単で、 テープの着脱部分がバネになっているので、 テープの取り出しも簡単ですし、 誤って落とす可能性も減りますよね。 何事も、安全第一! |
|
ジェフコム(JEFCOM) |
未来工業(MIRAI) |
コヅチ(KOZUCHI) |
---|---|---|
どれも、腰ベルトに取り付けるものですが、実際に使ってても邪魔にもなりませんし、むしろ作業しやすいぐらいですから、みなさんにもおすすめしたいと思います。
また、下のサイトではテープフッカーを手作りする方法も紹介されていますので挑戦しようと思った方は、参考にしてみてはいかがですか。
作れるものは自分で作っちゃいましょうという考え方には私も賛成ですから、参考にさせていただいて使っています。
けっこう良い感じですよ。